イラン-イスラエル・アメリカ情勢年表

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原油価格の推移 日米株価の推移

2025年

6月
イスラエルがイランの原子力施設や軍事拠点など100カ所以上を攻撃,ネタニヤフ首相は「我々はイスラエルの歴史における決定的な瞬間を迎えている」と表明し,核兵器開発や弾道ミサイル計画に関わる科学者や、中部ナタンズのウラン濃縮施設も標的にしているとし,作戦は数日間続くと発表,イラン国営メディアはイラン軍のバゲリ参謀総長と革命防衛隊のサラミ司令官,核科学者2人が死亡,イスラエルに対して弾道ミサイル100発以上を発射したと報道,最高指導者のハメネイ師はイスラエルは「厳しい処罰」を受けることになると警告,イスラエル軍はイランが発射したミサイルのほとんどを迎撃したと発表,米軍はミサイル迎撃を支援したと発表(13日)。
・イスラエル軍によるイラン国内への攻撃とイランからイスラエル国内への報復攻撃が継続,これまでにイラン人の死者は少なくともイラン軍と革命防衛隊幹部20人含む146人,負傷者は532人,イラン国営メディア報道,イスラエル人の死者は3人,負傷者は約80人,イスラエル当局発表(14日)。
・イランのアラグチ外相が15日に開催予定の米国との核協議について,イランからの攻撃が続いている限り協議できないと中止を発表(14日)。
・イラン軍広報部門が過去24時間にイスラエル軍のF35戦闘機3機を撃墜したと発表(14日)。
・イスラエル軍によるイラン国内への攻撃とイランからイスラエル国内への報復攻撃が継続,イラン側の死者はこれまでに224人(イスラエルの攻撃開始の13日に78人死亡,14日に60人死亡),イラン保健省発表,人権監視団は少なくとも406人死亡,654人負傷と発表,イスラエル人の死者は14人,負傷者は390人,イスラエル当局発表(15日)。
・イスラエル軍によるイラン国内への攻撃とイランからイスラエル国内への報復攻撃が継続,イスラエル軍がイラン・テヘランの国営テレビ局を攻撃,イスラエル軍はイラン軍の通信センターとして使用されていたと主張,イスラエル首相府がこれまでのイランの攻撃によるイスラエル人の死者は24人,負傷者は592人と発表(16日)。
・イスラエル北西部ハイファでイラン軍のミサイル攻撃によりイスラエル人8人死亡,92人負傷,イスラエル救急隊発表(16日)。
・イラン北西部タブリーズでイラン軍がイスラエル軍のF35戦闘機1機を撃墜したとイラン・メディア報道(16日)。
・イスラエル軍によるイラン国内への攻撃とイランからイスラエル国内への報復攻撃が継続,イスラエル軍は戦闘機50機でテヘランのミサイル製造施設など20カ所を攻撃,イランからは2基のミサイルが発射されテルアビブ上空で爆発したと発表,イラン国営メディアがイラン中部イスファハンでイスラエル軍の無人攻撃機1機を撃墜したと無人機の残骸の映像付きで放送(18日)。
イランの最高指導者ハメネイ師が17日にトランプ大統領が要求した無条件降伏を拒否し,米国のいかなる攻撃も「取り返しのつかない重大な結果」をもたらすと警告(18日)。
・イスラエル南部ベエルシェバのソロカ病院にイランから発射された弾道ミサイルが直撃し施設の一部が損壊,イランの革命防衛隊は病院近くのイスラエルの軍事・情報本部標的の攻撃と説明,イスラエル軍はイラン西部のアラク原子炉とナタンズの核兵器開発拠点を攻撃したと発表,イラン原子力庁は核施設への攻撃は「国際法違反」と非難,テルアビブへの攻撃により47人負傷(19日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がイランのすべての核関連施設を攻撃すると発表,ハメネイ最高指導者も攻撃対象から排除しないと警告(19日)。
・イスラエル軍がイランの防衛革新研究機構やミサイル製造施設など軍事施設数十カ所を攻撃したと発表,イラン軍がイスラエル西部テルアビブ,ネゲブ,ハイファ,南部ベエルシェバをミサイルで攻撃。ハイファでイスラエル人数人負傷(20日)。
トランプ大統領が米軍のB2爆撃機がイラン中部のナタンツ,フォルドゥ,イスファハンの3つの核施設を空爆したとSNS上で発表(21日)。
・イランのアラグチ外相が米軍によるイランの核施設攻撃について,米国は国連憲章と国際法,核拡散防止条約(NPT)に対して重大な違反を犯したと非難し,「今朝の出来事は言語道断であり,永続的な結果をもたらす」と警告,イラン軍がイスラエルを多数のミサイルで報復攻撃(21日)。
・イスラエルのカッツ国防相がイラン中西部のコムでイラン革命防衛隊のコッズ部隊の司令官を殺害したと発表,イラン国営メディアはコムの居住ビルが攻撃を受け2人死亡,4人負傷と報道(21日)。
・イラン保健省がイスラエルの攻撃によるこれまでの死者は少なくとも430人,負傷者は3,500人と発表,イスラエル首相府がイランの攻撃によるこれまでの死者は24人,負傷者は1,272人と発表(21日)。
・ケイン統合参謀本部議長がイランの核施設への攻撃について,B2戦略爆撃機7機でバンカーバスター(地中貫通爆弾)「GBU-57」14発を使用したと発表(22日)。
イラン政府関係者が13日のイスラエルによるイランへの攻撃後,21日の米軍の攻撃前に,中部フォルドゥとナタンズの核施設から20%と60%の濃縮ウランの大部分を安全な場所に移動させたとの情報を共同通信に提供(22日)。
・イラン中部ヤズドでイスラエル軍の空爆によりイラン革命防衛隊(IRGC)の隊員9人死亡,IRGC発表(22日)。
・IRGCがイスラエル西部のベングリオン空港,生物研究センター,イスラエル軍指揮管制所をミサイルで攻撃したと発表(22日)。
イラン軍がカタールの米軍駐留のアルウデイド空軍基地をミサイル14基で攻撃,カタールの防空システムにより撃墜,トランプ大統領はイランが攻撃を事前に通告してきたとし「事前通告をしてくれたイランに感謝する」とSNSに投稿(23日)。
トランプ大統領が「イスラエルとイランの間で完全かつ全面的な停戦が行なわれることに完全に合意した」とSNS上で発表(23日)。
イスラエル首相府がトランプ大統領が23日に提案した「相互停戦」に合意したと発表,イラン攻撃の作戦「ライジング・ライオン」の全目標を達成し「二重の実存的脅威,すなわち核および弾道ミサイルを取り除いた」と主張,イランの最高安全保障委員会がイスラエルとの停戦に合意すると発表,イランのイスラエルに対する行動が「勝利と凱旋をもたらし,敵に後悔させ,敗北を受け入れさせたうえで,一方的に攻撃を停止させた」と主張(24日)。
・イスラエル首相府がイランのミサイル攻撃によるイスラエル人の死者は28人,負傷者は1,472人と発表,国際人権活動団体はイラン人の死者は少なくとも974人と発表(24日)。
国防総省の国防情報局がイランの核施設への米軍の空爆について,中央軍(USCENTCOM)が実施した被害調査に基づく初期評価について,CNNがイランの濃縮ウランは破壊されず,遠心分離機もほぼ無傷の状態で,攻撃はイランの核開発を数カ月後退させたにとどまると国防情報局が評価していると報道(24日)。
・6月13日のイスラエルによるイラン攻撃開始以降,イラン各地でイスラエルのスパイ700人が逮捕されたとイラン・メディア報道(25日)。
・イラン北西部フゼスタン州でイスラエルの諜報機関「モサド」の工作員容疑者26人を逮捕し,所持していた軍事装備や通信装置などを押収,容疑者は容疑を自白したとイラン革命防衛隊が発表(26日)。
ケイン統合参謀本部議長,ヘグセス国防長官,ルビオ国務長官,ラトクリフ中央情報局(CIA)長官が21日に実施されたイランの核施設3カ所に対する空爆について,イスファハンの核施設は地中深くにありバンカーバスターが効果を発揮しない可能性が大きかったために,バンカーバスターではなく潜水艦発射の巡航ミサイル「トマホーク」を使用したとの機密情報を上院議員に説明(26日)。
・イスラエルの裁判所がネタニヤフ首相の汚職容疑の裁判で,ネタニヤフ氏の弁護人が首相はイランとの「安全保障問題」に集中する必要があるとして2週間の証言延期の要請(26日)を「公判の取り消しの根拠や詳細な正当性を提供していない」として却下(27日)。
・国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長がCBSテレビのインタビューで,イランの核施設が米軍の空爆により「深刻な損傷を受けたのは確かだが,完全には損傷していない」と述べ,イランが数カ月かそれよりも早くウラン濃縮活動を再開できる可能性があるとの認識を表明(29日)。
7月
・イランのペゼシュキアン大統領が5月25日に議会が採択した国際原子力機関(IAEA)との協力を停止する決議を受けて,IAEAとの協力を停止する法律を施行(2日)。
・イランのアラグチ外相が核拡散防止条約(NPT)およびその保障措置協定を引き続き順守する意思を表明(3日)。
・国際原子力機関(IAEA)がイラン・テヘランに残っていたすべての査察官を撤収させ,ウィーンのIAEA本部に帰還させたと発表(4日)。
・イランのペゼシュキアン大統領がEUのコスタ欧州理事会議長との電話会談で,「イランと国際原子力機関(IAEA)との協力関係の継続は,IAEAが核問題に関する二重基準を是正するかどうかにかかっている」と主張(10日)。
・イスラエルのカッツ国防相がイスラエルがイランから脅威を受ければ再び攻撃すると警告(10日)。
・イランのアラグチ外相がテヘランで開催の各国外交関係者との会合で,イランが核兵器を保有することに「現在,十分な理由がある」とする一方で,現時点で保有の意思はないと強調しつつ,ウランの濃縮活動も放棄しないと主張,国営イラン通信報道(12日)。

2026年

2月
・米国務省が米国民に対して,理由の如何を問わずイランへの渡航の中止,イラン国内にいる米国民に対して直ちに退去するよう勧告(27日)。

トランプ大統領がイランの指導部やミサイル基地などを主な標的とした攻撃作戦「猛烈な怒り作戦(OPERATION EPIC FURY)」を開始したと発表,イラン国民に対して「体制転換」を呼びかけ,イスラエルのカッツ国防相が米軍との協力下でイランの軍事施設などへの攻撃を開始したと発表,イスラエル高官がイランの最高指導者ハメネイ師と革命防衛隊指揮官が死亡したと発表,イランのアラグチ外相は米国との核開発についての交渉中の攻撃は「完全に一方的,違法,非合法」だと非難し,湾岸諸国の外相との電話会談で領土保全のために「正当な自衛権に基づくあらゆる防衛・軍事能力」を行使すると言明,イラン軍がクウェート,カタール,UAE,サウジアラビア,ヨルダンなどの湾岸諸国の米軍基地標的にミサイルなどで報復攻撃,イラン革命防衛隊がホルムズ海峡を完全に封鎖したと発表(28日)。
・イラン南部ホルモズガン州ミナブの学校へのミサイル攻撃により少なくとも108人死亡,現地当局発表,同市はイラン革命防衛隊の基地から約600m(28日)。
3月
・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン革命防衛隊がホルムズ海峡などで米国籍と英国籍の石油タンカーを攻撃し,イスラエルのテルアビブなどをミサイルで攻撃,クウェートとバーレーンの米軍基地を無人機とミサイルで攻撃したと発表(1日)。
・エルサレム西方ベイト・シェメシュでミサイル攻撃により9人死亡,イスラエル救急部隊発表,UAEでイラン軍の攻撃により3人死亡,クウェートで1人死亡,現地当局発表(1日)。
・米中央軍(USCENTCOM)が対イラン軍事作戦で米兵3人死亡,5人重傷と発表,死傷した場所などの詳細未発表(1日)。
・南部ホルモズガン州ミナブの学校への2月28日のミサイル攻撃による死者は148人に増加,負傷者は少なくとも95人と地元メディア発表(1日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン赤新月社が米国とイスラエルの攻撃により131の都市が被害を受け,少なくとも555人が死亡と発表,米軍当局はこれまでにイラン国内の1250カ所の標的を攻撃したと発表,米中央軍(USCENTCOM)はイランの感染11隻を破壊したと発表(2日)。
・イラン革命防衛隊が「ホルムズ海峡は閉鎖されている。通過しようとする船舶は炎上させる」と警告(2日)。
・イランの国家安全保障最高評議会のアリ・ラリジャニ書記が米国が核交渉の継続中にイランを攻撃したことを非難し,「米国とは交渉しない」とSNS上で言明(2日)。
・レバノン東部ベイルートや南部地域へのイスラエル軍の攻撃により少なくとも52人死亡,150人以上負傷,政府当局発表,イスラエル軍はイランのハメネイ最高指導者殺害の報復としてヒズボラがイスラエルに向けてロケット弾などで報復攻撃したことへの対抗措置と説明(2日)。
・スペイン政府が米軍がイラン攻撃のためにスペイン国内の軍事基地を使用することを拒否すると発表(2日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン赤新月社が米国とイスラエルのこれまでの攻撃により153の都市が被害を受け,少なくとも787人が死亡と発表(3日)。
・イスラエル中部でイランのミサイル攻撃により12人負傷,ハアレツ紙報道(3日)。
・サウジアラビア国防省がリヤドの米大使館を2機の無人機が攻撃し小規模の火災発生,死傷者なしと発表(3日)。
・戦争省(トランプ政権が2025年9月に国防総省から改名)がクウェートのシュアイバ港で無人機攻撃により米兵4人死亡と発表(3日)。
・トランプ大統領がスペイン政府が米軍のイラン攻撃に関連して同国内の基地の使用を拒否したことに対して,スペインとの貿易を全面的に停止すると発表(3日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン国営メディアが米国とイスラエルのこれまでの攻撃により少なくとも1,045人死亡と発表,人権活動家通信(HRANA)人権団は民間人1,097人の死亡が報告されており,うち181人は10歳未満の子ども,民間人の負傷者は子ども100人含む5,402人と発表(4日)。
・イランの国営メディアがイラン軍当局者の情報として,米国とイスラエルがイランの体制転換を図った場合はイスラエルのディモナの核施設を攻撃すると報道(4日)。
・ヘグセス国防長官がインド洋のスリランカ南方の公海上で米軍の潜水艦がイラン軍艦を魚雷で撃沈したと発表,スリランカ政府は乗組員180人のうち約80人の遺体を収容と発表(4日)。
・ヘグセス国防長官が対イラン軍事作戦の報道について「メディアはただトランプ大統領を悪く見せたいだけだ」と非難(4日)。
・米中央軍(USCENTCOM)のクーパー司令官が「すでに約2000の標的に対して2000発以上の弾薬による攻撃を行なった。イランの防空能力を大幅に低下させ,数百もの弾道ミサイルや発射装置、無人機を破壊した」と述べ,作戦開始から最初の24時間の規模について,2003年のイラク戦争での「衝撃と畏怖作戦」初日のほぼ2倍に達したと言及(4日)。
・イラン中西部で防空システムによりイスラエル航空機1機を撃墜したと革命防衛隊が発表(4日)。
・イスラエル軍がこれまでにイランのミサイル発射機300台を破壊し,1200回以上の空爆を実施したと発表(4日)。
スペインのサンチェス首相がイラン攻撃を目的とした米軍機の同国内の基地使用を拒否したことへのトランプ大統領の批判に対して,スペイン政府の立場は「戦争反対」であり,「報復への恐れから,世界に害を及ぼし,自国の価値観や利益に反することに加担するつもりはない」と強調(4日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン北部で米軍とイスラエル軍の空爆により子ども含む17人死亡,12人負傷,イランTV報道(5日)。
・イラン革命防衛隊がペルシャ湾北部で米国籍の石油タンカーを攻撃し炎上させたと国営TV報道,「イラク・クルディスタン地域にある反革命クルドグループの拠点に対し,3発のミサイルで攻撃を行なった」とのイラン軍の声明を国営メディアが報道,オマーン湾でイラン軍が米海軍空母「エイブラハム・リンカーン」を無人機で攻撃したと発表,イラン軍がイラク北部アルビルの米軍司令部を無人機で攻撃し深刻な被害を与えたと発表(5日)。
・イスラエル軍がイラン軍が弾道ミサイルや対空ミサイルを保管している地下インフラ施設を攻撃したと発表(5日)。
・トランプ大統領がイランのハメネイ最高指導者の後継者の選出に米国が関与する必要があると主張,イラン西部の掌握にイラクのクルド人勢力の武装蜂起を支持するとの認識を表明(5日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,米国とイスラエルの攻撃によるイラン人の死者は1,230人(6日)。
トランプ大統領が中東での紛争の終結のためにはイランの無条件降伏しかないと主張。イランのペゼシュキアン大統領は「無条件降伏」を拒否し,イランの「尊厳と権威」を確実に守る体制があると言明(6日)。
・トランプ大統領が中東での紛争の終結のためにはイランの無条件降伏しかないと主張したことについて,レビット大統領報道官が米国にとってイランが脅威で亡くなったと判断すれば,事実上「無条件降伏」したことになると説明(6日)。
・レバノン西部ベイルート地域をイスラエル軍が空爆,レバノン保健省が2日のイスラエルのレバノンへの攻撃開始以降の死者は217人,負傷者は798人と発表(6日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン赤新月社が米国とイスラエルの攻撃開始以降のイラン人の死者は少なくとも1,332人と発表,イラン教育省が生徒と教師192人死亡,154人負傷,66の学校施設が被害と発表,レバノンでのイスラエル軍の攻撃による死者は294人,レバノン国営メディア報道,開戦以来のイスラエル人の死者は11人,イスラエル当局発表,米兵の死者は6人,戦争省発表(7日)。
・イランのペゼシュキアン大統領がイランの攻撃を受けた近隣諸国に謝罪し「近隣諸国を侵略する意図はない」と強調(7日)。
・イスラエル軍がイラン・テヘランや石油施設を空爆,イラン革命防衛隊はイスラエル北部ハイファの石油施設を標的に反撃したと発表(7日)。
・米国務省がイスラエルへの1億5180万ドル相当の弾薬(1000ポンド爆弾1万2000発)の売却を承認(7日)。
2月28日の米国とイスラエルによるイラン攻撃開始時にイラン南部ミナブの女子小学校で児童ら165人以上が死亡した空爆について,NYタイムズが米軍による空爆の可能性がもっとも高いと調査報道,トランプ大統領は記者からの質問に「私の考えではイランによるものだ」と否定(7日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,クウェート,サウジアラビア,UAE,カタール政府がイランのミサイルや無人機による攻撃を受けたがそのほとんどを迎撃したと発表,イラン革命防衛隊がイスラエル西部テルアビブやネゲブ地域の米軍航空基地をミサイルで攻撃したと発表,イスラエル軍がレバノン南部への攻撃作戦中に同軍兵士2人が死亡と発表(8日)。
・イラン聖職者の「専門家会議」が故ハメネイ最高指導者の後継者としてハメネイ氏の次男のモジタバ・ハメネイ師を選出したと発表(8日)。
・イスラエル軍がレバノン西部ベイルート中心部をイランの「コッズ部隊」幹部を標的に攻撃したと発表,レバノン保健省は4人が死亡し,イスラエルの攻撃開始以降の死者は少なくとも子ども83人と女性42人含む394人と発表(8日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イスラエル軍がイランのミサイル発射拠点やインフラを標的に「新たな一連の攻撃」を実施したと発表,バーレーンでイランの無人機攻撃により32人負傷,国営石油会社含む工業地帯で大規模な火災発生,同国当局発表,サウジアラビア国防省が油田地帯に向かう無人機4機を迎撃し破壊したと発表,クウェート国家警備隊が無人機を撃墜したと発表(9日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の攻撃により16人死亡,40人負傷,3月2日のイスラエル軍の同国への攻撃開始以降の死者は488人,負傷者は1,313人とレバノン保健省発表(9日)。
・イスラエル西部テルアビブでイランのミサイル攻撃により2人死亡,負傷者多数とイスラエル・メディア報道(9日)。
トランプ大統領がCBSテレビのインタビューで,「イランには海軍も通信部隊も空軍も存在しない」と主張し,イランでの軍事作戦が「ほぼ完了した」との認識を表明,ホルムズ海峡について現在は再開していると主張し「管理下に置くことを考えている」と述べる(9日)。
米国家諜報評議会がイラン攻撃開始前の遅くとも1週間前に米軍の軍事力行使によってイランの体制転換を実現するのは困難との秘密調査報告書を政府に提出していたとワシントン・ポスト紙とNYタイムズ紙に続いてAPが報道,トランプ政権はイラン攻撃の理由を当初の体制転換からイランの核開発と弾道ミサイル開発計画の除去を主体に変更(9日)。
・ロシアのプーチン大統領がイランの新最高指導者に選出されたモジタバ・ハメネイ師に対して「ゆるぎない支持」を表明,中国政府はモジタバ師の最高指導者選出は「内政問題」であり,同師を標的とするいかなる試みにも反対すると発表(9日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イスラエル軍の空爆によりレバノン南部で2人死亡,西部ベイルート地域で1人死亡,レバノン保健省発表,3月2日のイスラエル軍による攻撃開始以降の死者は570人,負傷者は1,400人以上と国営メディア発表(10日)。
・イラン革命防衛隊が(中東地域の)米軍とイスラエル軍の支援基地を精密誘導ミサイルで攻撃したと発表(10日)。
・イスラエル軍がイラン・テヘランの核開発実験室標的の空爆を実施したと発表(10日)。
・レビット大統領報道官が米軍のB2爆撃機がイラン国内の「地下深くに埋設されたミサイル関連施設」がある地点に重量約900sの爆弾で空爆したと発表(10日)。
・レビット大統領補佐官がトランプ大統領は原油価格の高騰によるガソリン価格の急騰などについて,エネルギー担当チームと市場動向を注視し追加対策を策定していると発表(10日)。
・トランプ大統領がイランに対しホルムズ海峡に敷設した機雷を撤去するよう要求し,従わなければ「かつてない軍事的な結果」に直面すると警告,イランの機雷敷設船10隻以上を破壊し,さらに攻撃を続けるとSNSに投稿(10日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イランのペゼシュキアン大統領が「戦争を終わらせる唯一の方法は,イランの正当な権利の承認,賠償金の支払い,将来攻撃されないとの国際的な保証を得ることだ」とSNSに投稿(11日)。
・イランとヒズボラが共同でイスラエル北部をミサイル攻撃,イスラエル国防当局発表,イスラエル兵3人負傷,イスラエル・メディア報道(11日)。
・国連安保理でイランによる中東各地への報復攻撃を非難し,即時停止を求める決議案を採択,米英仏など13カ国が賛成,ロシアと中国は棄権(11日)。
・ドバイの国際空港近くで無人機が墜落し4人負傷,ドバイ・メディア報道(11日)。
・米中央軍(USCENTCOM)がホルムズ海峡近くでイランの機雷敷設船16隻を破壊したと発表(11日)。
トランプ大統領がケンタッキー州での集会でイランとの戦争に「我々は勝利した」が,任務を完遂するために戦闘を続けると主張(11日)。
・トランプ大統領がアクシオスのインタビューでイランについて,「攻撃目標は事実上残っていない」と述べ「(作戦は)私が終わらせたいと思った時に終わるだろう」と述べる(11日)。
・国際エネルギー機関(IEA)が全加盟国32カ国による過去最大規模の計4億バレルの備蓄石油の放出を全会一致で合意,2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際に計1億8200万バレルの協調放出を実施(11日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イランのモジタバ最高指導者が「近隣諸国にある米国の基地を攻撃」し,ホルムズ海峡は「戦争での圧力手段として使う」と強調し,封鎖を継続するとの声明を発表,イラン外務省はイラン海軍と調整すれば多くの船舶はなおホルムズ海峡を航行できると発表,イスラエルのネタニヤフ首相がモジタバ師について「命の保証はしない」と警告(12日)。
・イラク南部バスラの港で石油タンカー2隻が海上ドローンの攻撃を受けて炎上,1人死亡,38人を救助(12日)。
・イラン革命防衛隊が米軍のF15戦闘機を撃墜し乗り区民を拘束したと発表(12日)。
・レバノン西部ベイルートの政府庁舎近くなどをイスラエル軍が空爆,17人死亡,35人負傷,3月2日のイスラエル軍の攻撃開始以降の死者は687人,負傷者は1,774人とレバノン保健省発表(12日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イスラエル軍が過去24時間にイラン西部と中部で弾道ミサイル発射装置,防空システム,武器生産施設など200カ所以上の標的を攻撃したと発表,イラン政府がイスラエルに向けて大量のミサイルと無人機を発射したと発表,イスラエル救急当局は北部ナザレ近郊で58人負傷と発表(13日)。
・イランがインド船籍のLPGタンカー2隻のホルムズ海峡の通過を許可,関係筋の情報とロイターが報道(13日)。
・米軍が中東地域に海兵隊員2,500人規模の派遣を命令したと発表(13日)。
・イラン革命防衛隊がイスラエル西部テルアビブと周辺国の米軍基地をミサイルで攻撃したと発表(13日)。
・レバノン保健省がイスラエル軍のレバノンへの攻撃開始以降の死者は773人,負傷者は1,933人と発表(13日)。

・イラン赤新月社が米国とイスラエルの攻撃によってこれまでに医療センター160カ所と学校120カ所が損壊したと発表(14日)。
・イラン革命防衛隊がイスラエル西部テルアビブなど10カ所の標的と中東地域の米軍の拠点7カ所を攻撃したと発表(14日)。
・トランプ大統領がイラン南部のカーグ島にある「すべての軍事目標」を中央軍が爆撃し「完全に破壊した。良識上の理由から,島の石油インフラを破壊しないことを選択した」と発表(14日)。
・トランプ大統領がイランの脅威を取り除くため,中国,フランス,日本,韓国,英国が艦船をこの海域に送ることを「期待している」とSNSに投稿(14日)。
・イラク・バグダッド中心部グリーンゾーン内の米国大使館の敷地内のヘリポートにミサイルが着弾,物的損害のみ(14日)。

・米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃とイランの報復攻撃が継続,イラン中部イスファハンでイスラエル軍のミサイル攻撃により15人死亡,イスラエル軍報道官がイランには「数千カ所の標的が残っている」として攻撃は3週間継続すると発表(15日)。
連邦通信委員会(FCC)のカー委員長が中東での紛争に関する否定的な報道をめぐって,「法律は明確だ。放送局は公共の利益のために活動しなければならず,そうでなければ免許を失うことになる」と述べ、「フェイクニュースとしても知られる,虚偽や事実を歪曲した報道を行なっている放送局には,免許更新の時期が来る前に軌道修正する機会が今与えられている」とメディア各社の警告,言論の自由擁護団体「FIRE」は,カー氏の「権威主義的」な警告を「言語道断」と批判し,「政府が罰則をちらつかせて報道機関に国家の代弁者になるよう要求するのであれば,それは何かが大きく間違った方向に向かっているということだ」と非難(15日)。

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