石井 明


個人基本情報
氏名:
石井 明 〔いしい あきら〕
職位:
准教授
研究室:
日吉来往舎
略歴:
イーストマン音楽院・ロチェスター大学(Eastman School of Music/University of Rochester)器楽科卒(BM in Applied Music)、インディアナ大学大学院古楽科(Early Music Institute, Indiana University)を経てデューク大学大学院(Graduate School, Duke University)修士課程修了(MA)。1999年デューク大学大学院博士号(Ph.D)取得。1999年より経済学部助教授(2007年度より准教授に名称変更)。
最終取得学位:
Ph.D in Musicology, Duke University, 1999
受賞学術賞:
所属学会:
日本音楽学学会
教育活動
担当科目(2007年度)
[通学課程]
慶應義塾大学塾派遣留学中(2006年度:英語セミナー最上級; 英語セミナー上級; Study Skills; 音楽I/II; 自由研究セミナー; 研究プロジェクトC; 研究プロジェクト; 音楽学II(文学部))
教育方針:
大学とは、学生が各自責任を持って勉学に取り組むところであると信じている。そして教員は、学生を助けるために存在していると考える。
研究活動
専攻・研究領域:
音楽学(西洋音楽史)
現在の研究活動
研究課題名:
17世紀のドイツ語圏において最も優れた鍵盤音楽の作曲家の一人であった、ヨハン・ヤコプ・フローベルガーの音楽作品の伝承経路の探求
途中経過及び今後の計画:
2007年度より慶應義塾大学塾派遣留学により、ベルリン自由大学訪問研究員として研究を行っている。これに至るまでに、2002年度はパリ国立図書館とオーストリア国立図書館にて、2003年度はベルリンとドレスデンにおいて、そして2004年度にはエール大学図書館において資料検証を行ってきた。
研究課題名:
17・18世紀の器楽音楽の変遷
途中経過及び今後の計画:
鍵盤音楽およびオーケストラ音楽を中心に、音楽作品としての歴史的変遷、およびこれら音楽作品へのアプローチを、作品が書かれた時代の観点から考察している。
研究課題名:
18世紀のフルートと演奏習慣
途中経過及び今後の計画:
18世紀はフルートという楽器の黄金時代にあたる。どのようにこの楽器が発展し、この楽器のためにどのように音楽作品が書かれたのかということを、当時の楽器および演奏習慣に注目して研究を行っている。当時の作曲家達がどのように楽器を理解しそれらに何を求めていたかを探ることで、18世紀の音楽の本質を考察している。
主要業績:
単著論文
-The Toccatas and Contrapuntal Keyboard Works of Johann Jacob Froberger: A Study of the Principal Sources (Ph.D. diss., Duke University, 1999).
-「公共ホール運営のアカウンタビリティ」『公共ホールの政策評価――「指定管理者制度」時代に向けて』中矢一義監修(慶應義塾大学出版会、2005年), pp. 29-77(「公立芸術ホール運営のアカウンタビリティ――自主事業の役割とその評価」(中矢一義研究代表『地域振興および社会教育と芸術ホール――日本の公立芸術ホールと米国大学ホールの比較考察』(課題番号12390029)平成12年度−15年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))研究成果報告書), pp. 21-72).
-「アメリカの大学による舞台芸術公演事業とそれに対する評価の概念――日本の公共ホールとの比較考察」『公共ホールの政策評価――「指定管理者制度」時代に向けて』中矢一義監修(慶應義塾大学出版会、2005年), pp. 201-217(「アメリカの大学による舞台芸術公演事業とそれに対する評価の概念――日本の公立芸術ホールとの比較考察」(中矢一義研究代表『地域振興および社会教育と芸術ホール――日本の公立芸術ホールと米国大学ホールの比較考察』(課題番号12490029)平成12年度-15年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))研究成果報告書), pp. 201-18).
-The Four Berlin Froberger Manuscripts (Berlin Staatsbibliothek zu Berlin-Preusischer Kulturbesitz, Musikabteilung, Mus. ms. 30142; Ibid., Mus. ms. 6715; Ibid., Mus. ms. 6715/I; and Ibid., Mus. ms. Amalien-Bibliothek 434):Their Relationships to Each Other and Significance to Other Froberger Sources, in Musicology and Globalization: Proceedings of the International Congress in Shizuoka 2002 in Celebration of the 50th Anniversary of the Musicological Society of Japan (Tokyo: The Musicological Society of Japan, 2004), pp. 361-65.
-「公立芸術ホールによる自主企画事業とその評価方法」(『慶應義塾大学日吉紀要人文科学』18号、2003年、pp. 109-29).
-「バロック・フルートにおける右小指の運指――オトテールとクヴァンツによる教則本を中心に」(『慶應義塾大学日吉紀要人文科学』17号、2002年、pp. 133-56).
-「モーツァルトとホルンのハンド・ストップ音――モーツァルトによるオーケストラ作品に見られるハンド・ストップ音とそれらが持つ意義」(『慶應義塾大学日吉紀要人文科学』16号、2001年、 pp. 29-55).
-「MINORITEN 725(Vienna, Minoritenkonvent, Klosterbibliothek und Archiv, MS. XIV. 725)の再検証――新たに発見されたフローベルガーのトッカータXIII、トッカータXV、カプリッチオIVおよびカプリッチオIXの写譜」(『オルガン研究』22号、1999年、pp. 13-28).
-Review Essay on Allessandro Pglietti, Rossignolo (Sound Recording), Joyce Lindorff, harpsichord (Titanic, 1996), Westfield: A Newsletter of the Westfield Center X/3(1997), p. 3.
-Review Essay on Johann Jacob Froberger, Ouvres completes pour clavecin, Tome 2. Volume 1: Toccates et pieces polyphoniques, edited by Howard Schott, Le Pupitre 58 (Paris: Heugel et Cie, 1989),Johann Jacob Froberger, Ouvres completes pour clavecin, Tome 2. Volume 2: Suites et et pieces diverses, edited by Howard Schott, Le Pupitre 58 (Paris: Heugel et Cie, 1992),and Johann Jacob Froberger, Organ Works, edited by Guido Adler, reprint of Denkmaeler der Tonkunst in Oesterreich, Jg. IV/1 (1897) and X/2 (1903)(New York: Dover, 1994), Early Keyboard Journal 14 (1996), pp. 128-132.
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